2010年3月19日金曜日
運動靴と赤い金魚
これは一見少年と少女の純な世界を見せようとしている勘違いさせておいて、お父さんの出来の悪さを思いっきり露呈している趣味の悪い映画である。そしてお母さんが堕落しているのだから救いようがない。だったらお前ら子供作るなよとまじで思うのだ。こんな家の子供になった方が可哀想である。しかしその視線はあくまでも優しげに写るかもしれない。それにだまされてはいけないのだ。少年はマラソンで三番にならないと行けない。それは一番になるよりも難しい事だと言う事は走り始める前から分かっているが、妹の靴をなくしてしまったので妹思いの振りをしなければならず彼は彼なりにベストを尽くすが、何の報いか一番になってしまう映画だ。こんな可哀想な映画をアッバス・キアロスタミのように撮っている所がこの監督の堕落した所だと思う。一見いい映画だと見せかけて支離滅裂な映画を撮る人がいるが典型である。
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